息子が8ヶ月の時シンガポールに住む友人家族に会いに渡航しました。
現地でたまたま友人が連れて行ってくれた「リトミック」の体験レッスン。英語はシンガポールの公用語でもあるので「英語リトミック」初体験になったんです！

先生の伸びやかな歌声を聞きながら本格的な打楽器を叩いたり、パラバルーンで遊んだり、音楽に合わせて体を動かしたりと盛りだくさんで、最後には室内でシャボン玉まで飛ばしたんです(笑)。開放的な雰囲気、音楽が側にある時間が本当に心地良くて。

乳幼児期にこんな経験を親子で一緒に積む事ができたら「どんなに心豊かに成長できるんだろう！」と感動を胸に帰国。

「教室を通してこども達に伝えたい！」との想いが帰国後に指導者資格を取得するきっかけに。息子と友人がくれた「英語リトミック」との出会いでした。

出産後は家族以外、両親（高齢者の為）や友人に会いに行くことすらままならず、公園や支援センターといった子育てには欠かせない場所にも出掛けられませんでした。

産後2ヶ月で義母がくも膜下出血で倒れ命の危機に直面（現在は回復し元気です）精神的にも不安な中、妹の育児に奮闘するもお兄ちゃんはイヤイヤ期真っ只中。初めての兄弟育児に疲弊し、誰かに頼ったり助けてほしくても会いに行けなかった...。

社会や人との繋がりが持てず本当に孤独な産後育児を経験しました。そんな辛かった経験から

「産後のママ達の力になりたい」との想いが芽生え、ママ達もリフレッシュできる「親子で笑顔で過ごせる場所」を提供できればとベビークラス開講に至りました。

ママの笑顔は何よりこども達の心の栄養です♡

こども達2人を出産後、家族やこども達との時間を大切にできる働き方を模索。「仕事」から「志事」へと志して生きる背中をこども達に見せることを目標に一念発起し教室を開講。

現在息子は小学1年生、娘は4歳（年中）。元気いっぱいなこども達ですが、これまでの育児は大変なことも多く、特にお兄ちゃんは初めての物事に慣れるまでに人一倍時間がかかり園生活に慣れるまでに2年もかかったんです！！感受性が強く繊細な一面も持ち合わせていて、年少の頃は癇癪も爆発し本当に大変で何度も心が折れそうになりました。

でも園の先生方の熱心な関わりのおかげでお兄ちゃんは変化。自分の好きなこと（自然遊び・生き物との関わり・工作等）に取り組み、お友達と活き活きとした生活を送るようになっていきました。園の先生方には感謝でいっぱいです。

私自身が子育てを通してたくさん悩んできたからこそ「ひとりひとりの伸びるペース」を大切にしてあげたい！という強い気持ちが生まれたんだと思います。

天真爛漫で運動大好きな娘は私の癒しの存在です。
最近は娘から「鬼ばば母ちゃん」と呼ばれていて(笑)。やんちゃ盛りなこども達と賑やかな日々を送りながら子育て奮闘中。

母としてもお力になれることがあったら幸いです。

学童施設で小学生低学年に指導をさせて頂いた頃、ほとんどの生徒さん達が初めての英語学習でした。

そんな中、学童施設の先生方とも力を合わせ「高知県こども英語弁論大会」出場にもチャレンジし、生徒さんの一人が「熱演賞」を頂きました！

弁論大会は初めての指導だったのですが、こども達の可能性を信じる大切さを教えてもらった経験となりました。一緒にレッスンを開始した頃は「分からない...」と涙することもあった生徒さんが大会後には「英語が大好き！」と伝えてくれたことが本当に嬉しくて。宝物の思い出です。

そして当時お腹には現在4歳の娘を妊娠中でした♡

海外でのホームステイや渡航を通して得た一番の財産は、全く知らなかった「多様な価値観」に肌で触れることができた経験でした。

「周りに合わせて空気を読む、同調する、右にならえ、出る杭は打たれる」
大人達や日本での教育を通して得た感覚に違和感や疑問を感じた青春時代。自分の個性を素直に表現することができず「等身大の私」で居られなかった。

中学生で初めて英語と出会い、英語独特のリズムや音の響き、豊かな表現力に惹かれ音楽（洋楽）を入口として好きになっていきました。田舎育ちの私にとって「英語」を話せるということは海の向こうの遥か広い世界へも可能性を広げてくれる鍵となったのです。

大人になって渡航した海外で「自分自身」「個性」「家族」を尊重する文化に魅了されました。自分の気持ちをオープンにフラットに伝え合い表現する環境に身を置くことで「心を開くコミュニケーション」「この世界に正解はひとつじゃない」ことを知った貴重な経験となりました。

こども達にもいつかこの広い世界と出会ってほしいです！

※アメリカ・テキサス州サンアントニオにて

20代後半で出会ったのは上品でチャーミング、海外出張もこなすスーパーおばあちゃん白根直子さんでした。

お仕事でご縁を頂き白根さんのアシスタントとして勤めさせて頂きました。
日本企業の米国進出や投資をお手伝いする事務所だったのですが、白根さんは事務所代表としてよく海外出張に出掛けられ多忙な日々を過ごされていました。
私も一度海外出張に同行させて頂き本当に貴重な経験を積ませて頂きました。

「英語」が堪能でいらっしゃって、海外でも様々な方と交流を深められている聡明な姿が素敵で私の憧れの女性像です。日米間の架け橋となり文化や経済交流にご尽力された白根さんの銅像がアメリカ・テキサス州に建立されています。

国境を越え生涯現役でご活躍された白根さんの遺志を微力ながら私なりに継がせて頂き、故郷高知でこども達を「小さな国際人」へと育めるように活動を続けたいと思っています。

心からの感謝と尊敬を込めて。

※白根直子記念財団：
Naoko Mitsui Shirane Foundation
https://shiranefoundation.org/

※米国大使館にて第28代駐日米国大使ジョン・V・ルース氏と

天真爛漫だったこども時代。でもそんな姿の影で心の中にはずっと満たされず悲しい気持ちを抱えていきました。